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「以前ほど怖さを感じなくなってきた。」【深夜の連続ツイート】

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iOSをアップデートしていたら、思いのほか時間がかかってしまった。そしてふと、三月は今日で終わりだということに気がつく。高校生くらいの時は「一ヶ月あれば、たいていのことはできる」と感じていたけれど、最近は「あっ」というまに過ぎてしまう。 それでも最近は「時間が過ぎる」ことに、以前ほど怖さを感じなくなってきた。それはたぶん今の自分には「挑戦したいこと」が、あるからだと思う。作ってみたいものが、いくつかあるからだと思う。 「今、気になる人、もの、ことがら」があれば、時間が過ぎていくことは怖くない。 その先には、新しい出会いや、再会、そして、作り上げた時の喜びの瞬間が待っているからだと思う。希望と期待が見え隠れしているからだと思う。たぶん、きっと、そうだと思う。窓の外は強い風が吹いている。まだまだ冷たいけれど、どこか春が近いことを感じさせてくれる風だ。  【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ

iPad miniを見て、思い出したこと。【Apple】

私の初めてのMacは「 perfoma 5270 」という機種だった。今からもう20年ほど前の話だ。クラリスワークスで資料を作り、キッドピクススタジオで絵を描いて遊んでいたのも、今となってはいい思い出だ。 それから数台のMacを買い替えてきた。「仕事で使うなら、Windowsにしないと損をする」と言われてもMacを選んできた。新製品が出ると、とりあえず見に行った。そしてそれにはいつも「おっ!」と感じるような何かがあった。それは「電化製品を買う」という気分ではなく 「未来のワクワクを手にする」 というような感覚だったと思う。 その中で「これは売れないのではないかな!?」と感じたのが、iPadだった。「なんとなく中途半端な位置づけ」で、どちらかというと「パソコンを使うのが苦手な人向けのデバイス」と、個人的に勝手に思い込んでいたのである。 iPadが発売されてから数年後、実家の両親が購入することになった。両親はiPadで、ネットで検索することを覚え、ニュースや天気を確認し、ネットショップで買い物をし、孫とFaceTimeで会話をするようになった。もはやiPadなしの生活はイメージできないのではないか、と思うほどに浸透していた。そしてそれはあっという間に、年齢問わず様々なところで活用されているのを目にするようになった。iPad(つまり、タブレット)は、私の狭い頭の中で考えているよりも、 ずっとずっと世の中に必要とされていたのだ。 何か新しいものに直面した時、私はここに書いたことを思い出す。自分が「必要ないだろう」と感じたことに大きな可能性があるかもしれない。自分の経験と生活の範囲だけで、すべてを理解し把握したと勘違いしないように。 今、自分の判断基準になっているものが、数年先もスタンダードである保証など何もないのだ、と 。 先日、連れが iPad mini4 を購入した。借りて触らせてもらっている時に、今回のことを思い出した。そして、あと数年もしたならば、Macを使わずにiPadだけで仕事をしているのかもしれないと思った。いや、全く別の新しいデバイスが開発されているかもしれない。その時は、たとえ周囲の人たちが慎重になって手を伸ばさなかったとしても、真っ先に試してみる好奇心を保っていたいものだ。そんなことを考えました。 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐...

halo を見た日。

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日曜日の午後、空を見上げたら太陽に虹がかかっていた。 とても綺麗で、不思議な気配がした。 調べてみると「ハロ(HALO)」と呼ぶらしい。 なんだか、特別なものを見ることができたようでうれしかった。 そういえば、以前よく聴いていた曲のタイトルが「Halo」だった。 この現象のことだったのか、と思った。 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ✏: つまり、佐藤の本棚(更新終了)   ☑: ブログのTOPへもどる

7月は一年の中で一番好きな月だから【深夜の連続ツイート】

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帰宅。ずっと締め切っていたので、外よりも部屋の中の方が暑い。少しだけエアコンをつけて温度を下げてから、窓を開けた。すぐ近くの道を歩いていく、男女の楽しげな話し声が聞こえてくる。夏だ。 そしてあと40分くらいで、7月が終わる。7月は一年の中で一番好きな月だから、もう少し7月のままでいてほしいと思ったりもする。来年の7月は、どこで何をしているだろう。少なくとも、こことは違う場所にいるような気がします。  【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ

むしろ誰も気がつかないかもしれない。【深夜の連続ツイート】

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ここ最近、微調整の作業が続いた。実際のところ調整前のものと比較しても、その差に気がつく人は少ないだろう。むしろ誰も気がつかないかもしれない。もうこのくらいでいいじゃないか、と、いやここまでやったのだからもう一息、を繰り返しながら時間を費やしていく。 それでもやはり、自分自身が納得いかないと、どこか落ち着かないし後悔するのが嫌なので手を加えてしまう。そして、うーん、まあ今日はここまでかな、とモヤモヤしながら後片付けをする。寝る準備をする。 今日は風が強い。明日、いや今日も少し寒くなるみたいだ。もう寒いのは嫌だけれど、この寒さの先には春が待っていると思うと、色々とがんばれそうな気がしてこなくもなくもなくもない。 【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ

ジェントルマンジェームスの謎

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SEIYUで見つけた 「ジェントルマン ジェームス」のラベルがかっこいい 。実にクールだ。ここに描かれている男性が「ジェームス氏」なのだろうか? 彼は一体何をしているのだろう。想像してみるに、腕の構えからストリートボクシングをしているのかもしれない。大切なプライドを守るために「よし、それならここでひとつ勝負をしようじゃないか。負けた方が潔く身をひく。それでいいな?」と決闘をして、そのあとビールで互いの健闘を讃え合うというストーリー。 が、そうなってくると足元に置いてあるバケツ(らしきもの)が不明である。一緒に飲んでいた連れは「仕事のあとに、身体を拭いてからビールを飲むジェームス氏」ではないかという。「早くビールを飲みたいけど、きちんと身体を清めてから飲む。それが ジェントルマン ジェームスである」とのこと。 なんとなく説得力がある。バケツがあることにも理由がつく。しかしそれなら、人前で上半身裸で身体を拭くという行為は ジェントルマンなのか? もしかすると物陰に隠れて拭いていたのかもしれないが、この堂々とした表情から推測するに隠れて拭いているようには見えない。さらに良く見ると、腹のあたりは若干メタボ気味ではあるが、二の腕の辺りはしっかりと鍛え上げられているようにも見える。むしろ己の身体を誇示しているように見えてくる。 さらにさらに目を凝らしてみると、足元にあるのはバケツではなく鞄のようにも見える。靴もブーツのように見えるので、炭坑で作業をしていたジェームス氏が仲間のために戦っている場面なのかもしれない。劣悪な作業環境の改善を訴えてストライキを行った際に、理不尽な暴力で押さえつけようとする会社側に対し、仲間のために己の身体だけで敵と対峙するジェームス。うむ、これならジェントルマンの冠にふさわしいのではないか。 ここまで考えてみて、真実が知りたくなったのでさらっと検索してみたのだけど、特に有力な情報を見つけることができなかった。もう少しきっちりと調べればわかるのかもしれないけれど、知らない方が良いこともあるかもしれないのでこの辺りで止めておく。 ちなみにビールはとてもおいしかったです。 自分好みの味でした。 【関連】 ジェントルマンジェームスの「ラベル」が変わっていた ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎:...

カメラを忘れた、休日の午後

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カメラは重いから車の中に置いていこう、 という日に限って印象的な景色に出会ったりするような、 そんな休日の午後。 ベンチに座っている僕の目の前を、真新しいピンクのシューズを履いたジョガーがものすごい勢いで走り抜けて行った。こんなに道幅は広いのに、あの人はどうしてこんなにギリギリを駆け抜けたんだろう、などと考えているうちに太陽が傾いてきた 。 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ✏: つまり、佐藤の本棚(更新終了)   ☑: ブログのTOPへもどる

深夜の連続ツイート「Nさんのこと」【深夜の連続ツイート】

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今からもう、かれこれ10年くらい前の話。友人に徳島県に住んでいるNさんという女性がいた。たしか大学院で絵の勉強をしている方だったと、記憶している。もしかしたら違うかもしれない。でも絵と写真を見せてもらったことがあるから、おおむね当たっていると思う。 (つづき)春のことだった。Nさんから「そちらにも桜が咲きましたか?」というようなメールが届いた。僕は、自分が見えている風景をパタパタと返信した。どんなことを書いたかは覚えていない。ただ、静かに書いて普通に送信ボタンを押したことは覚えている。そして翌日、Nさんから返信が届いた。 (つづき)彼女は僕の文章を褒めてくれていた。それが、何というのだろうか「本当に心から褒めてくれて」いるのが伝わってきた。うれしいというより、おどろき。自分の文章が褒められるなんて、考えたこともなかった。なにしろ国語の成績が、主要五科目の中でいちばん低かったくらいだからね。 (つづき)昨日大きな地震があった。その時、ふとNさんのことを思い出した。彼女となぜ連絡を取らなくなったのかは、もう覚えていない。確かメールアドレスが変わって…いや、どうだったかな。これで深夜の連続ツイート終わり。今日の仙台の最低気温は0度。いつの間にか、すっかり冬の真っ盛りだ。 【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ

「空中都市を見上げていたころ」【深夜の連続ツイート】

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子供のころ、小説だったか百科事典だったかは忘れてしまったけれど、何かの本で「空中都市」という言葉を見た。その時、自分の頭の中に浮かんだのはSFのような未来都市ではなくて、砂場の砂を高く積み上げたような、そして頂上の一部がふわりと空中に浮いているような、そんなイメージだった。 自分が何かを考えている時の感じは「空中都市」に似ているな、と先ほど気がついた。砂に足首まで埋まりながら、ズボズボとよじのぼってようやく辿り着いたと思ったら、そこは頂上ではなくて。その先にふわりと浮いた場所があって。どうやれば、あの場所に行けるのだろう?と、見上げている感じだ。 それでも、声だけは出してみよう。言葉を発すれば、誰かの耳に届くかもしれない。たとえ無視され、転がり消えてしまったとしても、1000人のうち1人くらいは気がついてくれるかもしれない。そして、もしかしたら「やさしい人」から、返事をもらえるかもしれないじゃないか。 今日は11日。あの日から僕は、できるだけ大きな声を出そうと試み続けてきた。今のところは、そのほとんどが目の前で墜落してしまっているかもしれない。それでもいつかは、超高速のロケットが雲海を突き抜けるみたいに勢いよく飛び出せるはずだ。ものすごくパワフルなイメージで。笑ってしまうくらいのスピードで。 ただいま午前2時22分。これで深夜の連続ツイートおわり。今日はパンを焼こうかと考えている。べつに比喩などではなくて、普通に食べるパンを普通にホームベーカリーで焼こうかと思っている。でもめんどうになったら寝ているかもしれない。すでにめんどうかもしれない。 【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ

「その人は、あなたの何を見ていたのでしょう?」【深夜の連続ツイート】

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友人に「その人は、あなたの何を見ていたのでしょう?」と言ってもらえた時、ずっと背中の上に乗っかっていた「何か」が、手を振って遠くへ飛んでいった。アイスクリームの冷たさと甘さが舌の上に広がっていくように、すべてがふわりと溶けて消えていった。 たとえば、唇がひとつしかないから、ひとりにしかキスができないように、きっと僕たちは「ひとつのこと」だけを見て、それだけを信じて、限られた鼓動を重ねていくのだろう。ひとつしか見えないのではなく、ひとつだけを選び見続けていくのだろう。 カーテンを押し上げて入ってきた外の風が、部屋の中を通り過ぎていった。それが想像していたよりも涼しかったのは、秋が近づいてきているからなのか、自分が裸でいるからなのか。たぶんきっと、その両方だと思う。そろそろシャツを着ようと思う。 ただいま、午前2時50分。これで深夜の連続ツイートおわり。今年の夏は、高い場所へ飛行機雲を見に行く。さっき見た天気予報は曇りだったけど、きっと晴れるんじゃないかと思っている。 【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ

1月4日〜7日(土)

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今年の初売りでは、飛行機を購入しました。…もちろん、模型ですけどね。 今日は、とても清々しい気分です。と、書いて「清々しい」という言葉を使ったのは、久しぶりだなと考えたりしています。見上げると、気分のいい空模様が広がっています。と、書いて「空模様」という言葉を…(以下繰り返し) 今日は目の調子がイマイチなので、一日「メガネ男子」である。メガネをかけていると、いつもと同じ風景でも、ちょっと違った風に見えてくるような気がしてこなくもなくもない。 ちなみに「女子会」という言葉は、年齢問わず使用されていそうだが「男子会」には年齢制限がかかりそうである。「メガネ男子」も同様である。ある程度年齢を重ねてしかるべき振る舞いを身につけたのならば「メガネ紳士」と呼称してよさそうだが、その中間が欲しい。 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。ぜひご視聴ください。そして何か気になる作品がありましたら、チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ」

僕が「旅」をしている、この瞬間に。

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今、こうやって道を歩いている瞬間に、世界中では「恋したり失恋したり笑ったり跳ねたりしゃがんだり寝転んだり転がったりしている人がいるのだ」ということを思ったりする。自分にとっての旅の時間とは、そんな事を考える空間なのかもしれない。 それにしても、日本は狭くて広い。どこまで行っても、まだ見たことがない場所がある。もっと遠くへ。ずっと向こうへ。 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ✏: つまり、佐藤の本棚(更新終了)   ☑: ブログのTOPへもどる

2012年1月1日「たおやかな心と少しの勇気で」

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優しい言葉に満ちた一年でありますように。たくさんの本や音楽や映画や新しい風景に出会えますように。色々な季節に色々な場所へ出かけ、おいしいものや、きれいなもの、心地よい空気に包まれますように。大切な人の手を離しませんように。たおやかな心と少しの勇気で、いつも笑顔でいられますように。 海よりも深く、山よりも高く、時間も空間も越えるような喜びの瞬間が、次々にやってきますように。そして一年が過ぎた時に「うん、まあ、なかなか自分らしい一年だったな」と自分で自分を誇ることができますように。あなたの一年が、そのような一年であることを願ってい ます。あけましておめでとうございます。2012.1.1 【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ

深夜の連続ツイート 宝島

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「子供の頃に読んでいた本は、何ですか?」セミナーの時などに聞かれる定番の質問だ。その時、僕はいつも「自宅にあった、世界文学全集に収録されていた『宝島』ですよ」と答えてきた。フォロワーさんの中にも、そうそう確かにそんな答えが返ってきた、とうなづいている方もいらっしゃると思う。 (つづき)毎回「えーと、世界文学全集のようなヤツに収録されていた…」と答える度に「今度、全集の正式名称を調べてみよう」と思いながら、はや数年。つい先ほど急に思い立ち、検索してみることにした。なぜ急に思い立ったのかは謎だが、今やらないと数年後になりそうなので、思い切って検索してみた。 (つづき)今僕の頭の中には、それが「少年少女世界の名作文学7 小学館」であり、表紙の絵は「フラゴナール・ピエロの服を着た少年」だということが、わかっている。わかった瞬間、当時の部屋の様子や古びた紙の香りの記憶までもが、どどっと蘇ってきた。それは自分でも驚くほど、あざやかだった。 (つづき)たぶん僕たちの頭の中には、あざやかな記憶がたくさん詰まっているのだと思う。そしていつの日か、何かのきっかけで思い出してもらえる時を、じっと待っているのだと思う。そんな風に考えると、なんとなくあたたかな気分になる。只今、午前2時30分。本日の深夜の連続ツイートはここまで。 【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ

深夜の連続ツイート 3人の運転手

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ここ数日、すこしだけ(ほんとうに少しだけ)入り組んだ事柄があって、頭の奥がつかれているような感じがしていた。そろそろ、この辺りで休憩をした方がいいと思い、次の予定まで40分ほど時間があったので、駐車場に車をとめて仮眠することにした。 (つづき)そこは日陰になっていて、風の通り道になっていて、とても気分がよかった。途中のコンビニで買ってきたアイスを食べてから、シートを倒して目を閉じた。自分でも驚くほどあっさりと、眠ってしまった。カコン、とスイッチが切り替わるように眠ってしまっていた。 (つづき)話し声で目が覚めた。少し離れたところで、タクシーの運転手が3名ほど集まって話をしていた。時折、笑い声が混じっていたから、楽しい話をしていたのかもしれない。またタバコが値上がりするらしいぞ、まいったなあ、などと話していたのかもしれない。 (つづき)只今、午前2時。これで深夜の連続ツイート終了。今年も7月。残り6ヶ月。後半は、少し体を動かそうかなと思っている。ザックを背負って、近場の里山に登って、頂上でコーヒーを飲もうかなと思っている。もしもそこで、山の友人達に出会えたのなら、どんなに楽しいだろうと思っている。 【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ

深夜の連続ツイート ここちよき、ざわざわ。

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今日は一日雨が降っていた。仙台駅の前を歩いていたら、ふいに大学受験の時に予備校に通っていた時のことを思い出した。胸と頭の後ろのあたりが、ザワザワとした。ザワザワ、といっても不快な感じではなくて、もうしばらくはここに留まっていたい、と思うようなザワザワだった。 (つづき)これはいったい何だろう?と思った。少し考えて、夏期講習会が始まる前の感覚に近いかな、と思った。これから長い夏休みが始まるから、一年の中で一番好きな夏が始まるから、その先には何かが待っているような、どこまでも行けるような、そんな感覚がまざったザワザワに似てるかなと思った。 (つづき)喫煙コーナーに女性がやってきて、タバコに火をつけた。先に4人の先客がいたのだけど、遠くからみると全員知り合いで仲が良さそうに見えた。「さて、どこに行こうか?」と話し合いが始まるようにも見えた。でも実際には全員他人でタバコを吸い終わったのなら、それぞれの場所へ帰っていく。 (つづき)そして、現在、午前3時過ぎ。これで深夜の連続ツイートおわり。今週はずっと雨らしい。週末には晴れて、太陽の下で車の修復作業ができたのなら、いいなと思う。今年の夏はピカピカに磨いた車で、少しでも遠くに行けたのならいいのだが、と思う。 【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ

深夜の連続ツイート 深夜の缶コーヒーと2人のビジネスマン

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以下の文章は金曜日の深夜に、ふいに思い立ちtwitterに一気に書き込んだもの。特に内容はないのだけど、なんとなく後々に読み返したくなるような気がしたので、こちらにもまとめておくことにする。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 只今、午前4時。すでに空が紫色に変わり始めている。もう間もなく夜明けだろう。立ち寄ったコンビニの前で、スーツを着たビジネスマン2人が、缶コーヒーを飲みながら笑顔で話をしていた。昨日の仕事の感想でも話しているのだろうか?今日も、この時間になってしまいましたね、とか話しているのかな? (つづき)窓を開けて、ゆっくりと車を走らせていると、色々なことが次々に、頭に浮かんでくる。あれやこれ、それやどれ。昨年の今頃は、自分は何を考えていたのだろう。来年の今頃は、どこで何をしているのだろう。そんなことを一人で考えていると、ほんの少しだけ背筋が寒くなるような感覚になる。 (つづき)それでも時間は過ぎて行く。未来は現在になり、現在は過去になっていく。今が楽しければ、楽しい過去が積み重なっていくし、未来に希望を感じていれば、現在はわくわくした感覚に包まれていく。この文章を書いている、ほんの10分ほどの間に、みるみる空が明るくなってきた。 (つづき)これで、ひさしぶりの深夜の連続ツイート終わり。今日は、きっといい天気になるだろう。きっと、過ごしやすい一日になるだろう。なんだか、まだ眠くないので、音楽でも聴きながら、ぼんやり過ごそうと思う。逆立ちでもしてみようかと思う(←これは冗談) それでは、みなさま、ごきげんよう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この文章を書いた後、30分くらい本を読んでから、ベットに入って寝た。ぴったり4時間後に目が覚めた。8時間くらい眠った時のように、すっきりした気分だった。天気は悪かったが、爽快な気分だった。 【関連】 深夜の連続ツイート(エッセイ)一覧 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文...

寝る前に、考えたこと。【深夜の連続ツイート】

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震災の後から、昔のことを思い出して考える時間が多くなったように思う。それは良いことなのか、悪いことなのかは、わからない。ただ、もともと自分は昔のことを思い返して、考える方ではなかったので、思考の方向性に何らかのズレが生じているのではないかと、感じていた。 先日、このことについて、twitterに連続で書き込みながら考えてみたので、こちらにまとめて記録しておくことにする。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1:08am 寝る直前になると、過去の出来事が頭に浮かぶようになった。それは例えば「あの人と会う時は、いつも雨……と、いうよりも突風だったな」とか「真っ赤なキャリーバックが、良く似合ってたな」とか、そんな断片的な映像なのだけど、不思議なほど鮮やかに思い浮かぶようになった。 1:14am (つづき)そしていつも感じることは、いかに自分が「一部分しか見ない」で、ものごとを判断してきたか、ということだ。見えない、というよりも、見ようとしない事で、どれだけ多くのものを損なってきたのか。何かを学んだつもりで、結局、同じことを繰り返してきただけではないのか。 1:20am (つづき)今は、午前1時過ぎ。そろそろ寝ようと思う。不思議なもので、朝目が覚めると、夜に考えたことは綺麗さっぱりと消えてしまっている。よし、今日はアレをやろう。次はソレだ。と、いつもの思考に戻っている。脳の仕組みがそうなっているのか、自分が楽観的なだけなのかはわからない。 1:28am (つづき)そして、これで深夜の連続ツイート終わり。昨日は、大きな揺れが少なかった。明日は、もっと揺れないといいなと思う。松島で生まれたペンギンの赤ちゃんが、すくすくと育てばいいいな、と思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この文章を書いた日の夜、とても色鮮やかな夢を見た。 目の前を走っている軽自動車の色が、今まで見たことがないような不思議な色彩で、グリーンのようなイエローのような形容しがたいトーンをしていて、目が覚めてからも「とにかく、凄い色だったな」と、しばらくぼんやりとしていたくらいだった。 直接は関係ないとは思うけれど、こんなにも色が意識に残る夢を見たのは...