【神社検定3級】3ヶ月での合格体験記【50歳からの試験対策】

神社検定に挑戦することにした。理由は、50代になってから集中力や記憶力がかなり衰えてきたので、何か頭を使うことに挑戦しようと思ったからだ。その中で、もともと興味があった神社仏閣の知識を深めてみようと考え、最適だったのが「神社検定」というわけだった。つまり、自分の頭の衰えを克服することが一つの目的。もう一つは、自分の趣味の分野を深く掘り下げること。そのような目的で挑戦を決めたのだった。

勉強を始めて驚いたこと

対策を始めて驚いたことの一つは、固有名詞が全く頭に入ってこないということだった。自分で想像していたよりも覚えることができない。神社検定では、神社の名前や神様の名前などを覚えなければいけない。これが本当に大変だった。三回、四回と繰り返し覚えようとしても、なかなか頭に入ってこない。こんなに記憶力が劣化しているのかと、軽く絶望を感じるほどだった。マークシート形式(選択)でなければ、受験はあきらめていただろう。

テキストに向かっても、二十分もすれば目や腰が疲れてくるし、集中力も続かない。スマホの通知が来るたびに、ついついそちらに目を向けてしまう。正直、面倒になってきて「これから、こんなに語句を覚えるのは大変すぎる」と断念しそうになった。しかし、ここで止めてしまっては何の変化もないし受験料も無駄になる(3級は5.900円 税込)。このような自分の衰えを体感できたのも、ある意味今回の大きな収穫だと考えて継続することにした。

学習方法

メインで使用したのは公式テキスト「神社のいろは」。これを中心に三ヶ月前から対策を始めた。効率の良い学習方法としては「過去問中心」ということになると思うが、今回の目的は「知識を頭に入れること・試験勉強を通して頭を鍛えること」だったので、公式テキストを読み込み、地道に取り組むことにした。毎日、昼休みに二十分から三十分ほど時間を取って、テキストを読む時間を確保した。三週間くらい継続した段階で「昼の勉強時間がルーティン」になり淡々と進めることができた。昼休みといえば食事をしてぼんやりと過ごすことが多かったので、メリハリがついて良かったと思う。

古事記との再会

古事記の分野は、学生時代から何度か古事記を読んだことがあったので、ある程度ストーリーは頭の中に入っていた。公式テキストは『マンガならわかる!『古事記』と、漫画形式だったのだが、自分は絵よりも文章の方が頭に残りやすかったので、所有していた古事記の本で主要な部分を復習することにした。

古事記は、固有名詞を覚えるというよりはストーリーを覚える流れなので、意外に頭の中に残りやすかった。学生の頃に読んで覚えていた知識が役に立ったのも、嬉しかった。人生いつどこで何が役立つかわからないものである。

過去問で見えた課題

試験一ヶ月ぐらい前に、Amazonで公式の過去問題集(Kindle版)が割引で販売されているのを見つけた。これはチャンスだと思い、昨年の回を購入し挑戦してみた。この段階での正答率は七十五パーセントだった。合格が七十パーセント以上だったので、正直ぎりぎりかなと思った。

本当に久しぶりの試験だから緊張するだろうし、頭も真っ白になるかもしれない。この程度の正答率では、ぎりぎりで駄目になってしまうかもしれないと自己分析した。前半部分はそこそこの回答率だったが、後半の古事記の部分が疎かになっていたので、残りの一ヶ月間は古事記を中心に勉強し直すことにした。

試験当日

試験当日、会場には十分前ぐらいに到着した。すでに受験生の皆さんは着席していて、私が一番最後に入室した受験生だった。必要事項の説明や注意点などを聞いてから名前などを書いていると、何だかこの感覚は本当に久しぶりだなと懐かしくなった。自分で思っていたよりも緊張はしなかった。時間配分だけ気をつけて頑張ろう、そんなことを考えながら試験に取り組んだ。

問題は四十分ぐらいで解くことができた。時間に余裕があったので一通り見直すこともできた。過去問と同様の出題も多く「八割以上は正解していそうだから、大丈夫かな」という印象だった。

合格発表

約一ヶ月後、合格発表の日がやってきた。実は合格発表の日をすっかり忘れていて、合格を確認したのは数日後のことだった。私の中では「無事に受験できた」ということで一区切りついていたのかもしれない。それでも確認する時はさすがに緊張しつつ、受験番号を入力してクリックすると、「合格」という文字が表示されていた。嬉しいというよりは「受験料が無駄にならなくて良かった」そんなことを感じたように覚えている。

今回、神社検定を受験してみて思ったことは、このように試験といった区切りを設定して頭の中を鍛える経験というのは、なかなかいいものだということだ。50歳を過ぎてくると、試験に挑戦する機会がないし、自分の記憶力や持続力がどのくらい衰えているかを実感する機会もなくなってくる。いつもと同じような生活を繰り返しつつじわじわ衰えていくことになる。これは怖い。このように試験を挟むことで締切効果もあり、適度な緊張感を体験できるのはよいことだと思った。

私の場合、対策時間は3ヶ月(平日20分〜30分ほど。土日は休み)だった。もし「古事記」が初読であれば、もっと時間が必要だっただろう。私と同年代の方は、4〜5ヶ月前くらいから少しずつ楽しみながら学んでいくのが良いのではないかと思う。「神社検定」は資格試験ではなく、趣味検定なので「合格する」こともそうだが「楽しむこと」が大切だと思うので、そのくらいのペースでゆっくり進めるのが良さそうだ、というのが今回の体験談である。

神社本庁のニュースを見て思ったこと

今回、神社検定の対策をする過程で、神社本庁に関するニュースを目にした。近年、トラブルがたびたび報じられており、こうした報道を見るたびに複雑な思いを抱く人も少なくないと思う。私もその一人だ。ただ、現場で神社を守り、日々の奉仕にあたっている神職の方々は、こうした問題とは関係のないところで、むしろその煽りを受ける状況にあるのではないかと個人的に想像する。このような背景があることを把握しつつも、今回学んだ神話や学びそのものを、大切にしていきたいと考えている。

これから

一応、二級の過去問を見てみたのだが、内容が自分が学びたいと考えていたものとは少し異なっている印象を受けた。個人的には三級で十分だと感じたので、二級に挑戦することはないと思う。今回学んだことをベースにして枝葉を広げたり、周辺の事柄を掘り下げてみようと思っている。旅行すると神社仏閣に立ち寄ることが多い。その時に今回の知識を通すことで、今まで気がつかなかったものが見えてくるではないか、と期待している。 

まとめると、50代から神社検定に挑戦する場合は、公式テキスト「神社のいろは」『マンガならわかる!『古事記』と過去問を繰り返すこと。古事記は若干難易度の高い問題が出るが、それにとらわれず出題率の高いものを丁寧に繰り返すこと。集中力や持続力の衰えで不安になることも多いが、数ヶ月前から学習をルーティン化して少しずつ積み重ねること。

なによりも趣味検定なのだから「楽しみ」を大切にすること。ある程度全体像が頭に入るまでは時間がかかると思いますが、把握してしまえばそこから楽になります。これから挑戦する同世代の方に参考にしていただけたら幸い。

 【関連】 公式 神社検定

 






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