深夜の連続ツイート 宝島
「子供の頃に読んでいた本は、何ですか?」セミナーの時などに聞かれる定番の質問だ。その時、僕はいつも「自宅にあった、世界文学全集に収録されていた『宝島』ですよ」と答えてきた。フォロワーさんの中にも、そうそう確かにそんな答えが返ってきた、とうなづいている方もいらっしゃると思う。
(つづき)毎回「えーと、世界文学全集のようなヤツに収録されていた…」と答える度に「今度、全集の正式名称を調べてみよう」と思いながら、はや数年。つい先ほど急に思い立ち、検索してみることにした。なぜ急に思い立ったのかは謎だが、今やらないと数年後になりそうなので、思い切って検索してみた。
(つづき)今僕の頭の中には、それが「少年少女世界の名作文学7 小学館」であり、表紙の絵は「フラゴナール・ピエロの服を着た少年」だということが、わかっている。わかった瞬間、当時の部屋の様子や古びた紙の香りの記憶までもが、どどっと蘇ってきた。それは自分でも驚くほど、あざやかだった。
(つづき)たぶん僕たちの頭の中には、あざやかな記憶がたくさん詰まっているのだと思う。そしていつの日か、何かのきっかけで思い出してもらえる時を、じっと待っているのだと思う。そんな風に考えると、なんとなくあたたかな気分になる。只今、午前2時30分。本日の深夜の連続ツイートはここまで。
佐藤ゼミでは、文学作品を通して「考えるヒント」を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。
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(つづき)今僕の頭の中には、それが「少年少女世界の名作文学7 小学館」であり、表紙の絵は「フラゴナール・ピエロの服を着た少年」だということが、わかっている。わかった瞬間、当時の部屋の様子や古びた紙の香りの記憶までもが、どどっと蘇ってきた。それは自分でも驚くほど、あざやかだった。
(つづき)たぶん僕たちの頭の中には、あざやかな記憶がたくさん詰まっているのだと思う。そしていつの日か、何かのきっかけで思い出してもらえる時を、じっと待っているのだと思う。そんな風に考えると、なんとなくあたたかな気分になる。只今、午前2時30分。本日の深夜の連続ツイートはここまで。
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