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【iPhone SE2からiPhone17へ】7台目のiPhoneに機種変更して感じたこと

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【iPhone SE2から17へ】7台目のiPhoneに機種変更して感じたこと 5年間使用した、iPhoneSE2からiPhone17へと機種変更。私にとって、これが7台目のiPhoneです。そして 今まで購入したiPhoneの中で、最も高額 (iPhone17は、アップルオンラインストアで129.800円)となりました。カバーや保護フィルムなどを入れると13万円越えのものを毎日ポケットに突っ込んで持ち歩くのは、なかなか勇気(?)が必要です。 うっかり落としてしまわないか、時折ポケットに手を突っ込んでこまめに存在を確認しています。 さて、そんなiPhone17なのですが、私のレベルでも しっかり進化を感じます 。さくさく動くし、表示も鮮明。なによりもカメラの性能がすごい。ぎりぎりまで接写してもしっかりピントが合います。さらに「クリーンアップ」を使えば、横に写っている人をワンタップで消すこともできます。すごい。 と、同時に、若い頃のように心が躍るよりも「ああ、これでバッテリー残量を気にしなくてもいいな」という安堵感の方が強かった気がします。 これが、年齢を重ねるということなのでしょうか。 歳を重ねると、驚きは減るものなのか? 年齢を重ねると、 驚きや感動といった心の動きが減ってしまう。これはどうやら「馴化」 という言葉で説明できそうです。「馴化」とは「同じ刺激が繰り返し入力されると、脳はその刺激を『安全で予測可能』と判断し反応を徐々に抑制していく」プロセスのこと。つまり、 iPhone17の進化も「想定内」という思い込みと共に処理され、脳は「驚くためのエネルギー」を使わない ようにしたと。 なるほど。 確かにそうかもしれない。iPhone 17を手に取った時 「予測可能な範囲だった = 脳のエネルギーを節約」 していたのかもしれない。 そして何よりも、129.800円を支払った、という庶民レベルでの 金銭的な喪失感 により「確かにすごいけれど、でももう少し新しい何かが!」と求めていたのかもしれない。いや実は、 こちらが大きいのかもしれません。年齢を重ねてくると、失うものに対する寂しさが増してくるような気がします。出会いの数よりも、失う方が増えていきます。なんだか切ないですね(笑) 機種変更して、よかったか? と、ここまでの文章を読み返してみると、...

【機種変更】iPhoneSE2から、iPhone17へ 【体験談】

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先日、 iPhone SE2 からiPhone17 に機種変更 した。実に5年ぶりの機種変更である。 久しぶりのiPhone購入と機種変更ということで、戸惑った部分があるのだが、その点も含めて忘備録的にまとめておきたいと思います。 ・状況 iPhone SE2 iOS18.7.2 から → iPhone 26.1  へ機種変更 ・キャリア Y!mobile ・アップルオンラインストアで購入 ・事前準備 とくになし。写真と、 使用頻度が低いアプリを削除。 ・移行方法 「クイックスタート」iPhoneSE2 から データ転送 1)クイックスタートについて(iOS18 → iOS26) まず最初に気になっていたのは、 iOSのバージョンが異なること 。SE2は( iOS18.7.2) だったため、事前にiOS26へアップデートしておくべきか迷った。 しかし、SE2は古い機種のため、iOS26にアップデートすることによって不具合が生じるかもしれないと躊躇していた。ネットで検索したところ 「iOS18なら、そのままでも大丈夫」 という情報を目にしたので(どこで目にしたかは忘れてしまった)おそらく大丈夫だろうと思い込むことにして、iOSはアップデートせず移行することにした。 実際に行ってみると、 特に問題も不具合もなくスムーズに移行が完了 した。 データの転送方法は、iCloudからではなく、SE2からiPhone17に転送する方法を選択した。あくまでも私の環境ではと但し書きがつくが、とりあえずiOSが違ってもクイックスタートで転送することができたことを記しておく。 参考【クイックスタートを使って新しい iPhone や iPad にデータを転送する】 https://support.apple.com/ja-jp/HT210216 2)物理SIMから、eSIMへ切り替え iPhone 17では物理SIMが廃止になりeSIMのみとなった。事前準備として、 SE2の物理SIMをeSIMに切り替えておくべきか?  と考えていたのだが、こちらもiPhoneSEは物理SIMのまま、機種変更の際にeSIMに移行することができるという情報を目にした。(Y!mobileの場合 2025年11月) 下手にeSIMに変更することによって不具合が生じるのは困...

【大阪・関西万博の体験記】50代の私の場合(expo2025)

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大阪・関西万博(expo2025) について個人的な記憶を残しておこうと思う。今回のエッセイの目的は「万博の周辺の出来事」および「個人的な忘備録」である。 ■ 万博に、行く気はなかった。の、だが。 大阪・関西万博(expo2025)へは、行く気がなかった。 正確に書くと、興味はあるが移動時間や費用、そして混雑を考えると「行かなくてもいいか」と考えていた。仙台空港から苦手な飛行機に乗って関西国際空港へ。そこから電車を乗り換え、会場で長蛇の列に並ぶ。想像しただけで、ズシリと腰が重くなる。 「年齢を重ねると、人混みが苦手になる」と、どこかで目にしたことがあるが、確かにそうだと思う。20代の頃から「並ぶくらいなら、別のものを選ぶ」と主張してきたが、40代後半からその傾向はますます強くなり、パーソナルスペースも広くなってきた。つまり人が多いことが苦痛になりつつある。そんなわけで混雑が予想される万博行きは、検討することすらなかった。 しかし人間は矛盾を抱えた存在であり、人生は一瞬で変化する。 妻が「万博へいこう」と口にした。もちろん「絶対嫌だ!」と主張することもできる。しかし遺恨というやつは、その後しばらく続く。「あの時、ほんとうは行きたかった」と数年後に言われるほど、切ないことはない。友人・知人ならば、交流が途絶えることも珍しくないが、家族となると別だ。身近な相手ほど、丁寧に考えた方がいい。体験から学んだ処世術のひとつだ。 それに、そう。それに、妻の一言から「おそらくこれが私にとって、 最初で最後の万博になるだろう。 つまりこれが万博へ参加する『最後のチャンス』なのだ」という気持ちが生まれてしまったのだ。 人間は矛盾に満ちた存在であって、ささいなきっかけで思考の舵取りが大きく変化してしまう。気がつくと「1日だと何も出来ずに終わる可能性があるから、2日間行こう」と提案している自分がいた。つまり「最後」という言葉には、50代の人間を動かす充分な力が眠っている。 ■ チケット代について 万博のチケット代についても、記録しておこう。基本は3種類。 1)一日券(基本はこれ) 大人7.500円 2)平日券(平日のみ入場できる) 大人 6.000円 3)夜間券(17時以降に入場できる) 大人 3.700円 今回私たちは「一日券」と「夜間券」を一枚ずつ入手し...

【万博 EXPO 70】古本屋で見つけた「1970年万博ガイドブック」を読む【昭和レトロ】

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旅先の古本屋で、1970年日本万国博覧会(EXPO 70)の公式ガイドブックを見つけた。今までの私であれば、おそらく手に取らなかったと思う。旅先ではあまり荷物を増やしたくないし、自宅のスペースが限られているので、なるべく本を増やさないように心がけているからだ。 しかし今回は、今年(expo2025)の大阪・関西万博の余韻もあり、思わず手に取ってしまった。保存状態がよかったこと、当時の会場案内図など、当時の資料がセットになっていたのも決めてとなった。 ホテルに戻り、膝の上でガイドブックを開いてみる。1970年当時のレトロなデザイン(当時は、最先端の未来を感じさせるデザインだったのだろう)が郷愁を誘う。祖父母の家に、このようなデザインの雑誌があったことを思い出す。昭和の雰囲気が、そこかしこに詰め込まれている。 ガイドブックをめくっていくと、所々にスタンプが押してあるのが目にとまった。前の持ち主が、現地で訪れたパビリオンのスタンプを押したのだろう。手書きのサインが添えられているのもあり、パビリオンのガイドからサインをもらったのではないか、と予想する。 最後のページには、宿泊予定と思われるホテル名と電話番号が書き込まれてあった。このガイドブックを眺めながら旅行の準備をして、日程を確認して、そして現地を回ったのだろう。そんなことを考えると、この方の人生にほんの少しだけ触れることができたような気がして楽しくなる。これが「エモい」という感情なのだろうか。使い方が間違ってるかもしれないが、つまりそういうことである。 以前、何かの記事にも書いたと思うが、購入した本の中に所有者の気配を見つけることが、古本を手に入れる楽しさの1つだと、私は考えている。今回は、その楽しさを存分に楽しむことができたのだった。 ちなみに、価格は300円と表記されていた。現在の貨幣価値にすると、1000円から1300円程度になるらしい。もしも次回の万博が50年後に日本で開催されるとしたならば、どのくらいの価格で販売されるのだろう。「紙の本」は制作されるのだろうか。どちらにしても、その時私はすでにこの世にはいないと思うので、検証は次の世代のみなさんに託したいと思う。 【参考】 大阪万博 公式ページ 【関連】 【大阪万博】当日予約のみで、大阪万博に挑戦してみた。 【大阪・関西万博の体験記】50代の私の場合(expo...

【Youtube 佐藤ゼミ】川端康成「反橋」を読む【文学解説】

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今回の【佐藤ゼミ】では、川端康成の「住吉三部作」のひとつ『反橋』を紹介します。 ☺ このブログの「目次」へ ☝筆者: 佐藤隆弘のプロフィール   ✍︎: 佐藤への仕事の依頼&問い合わせ   ✏: つまり、佐藤の本棚(更新終了)   ☑: ブログのTOPへもどる 佐藤ゼミでは、 文学作品を通して「考えるヒント」 を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。 ☈ 佐藤のYoutubeチャンネル「オンライン文学講座 佐藤ゼミ