深夜の連続ツイート 山の神様


今日(昨日)山に登った時の話。登山口で、50代と思わしき女性に声をかけられた。「この山に登りたいのだけど、私にも登れるだろうか?」とのこと。とても真剣な表情だったので、くわしく話を伺うと「かくかくしかじか(←省略)」で、この山に登りたいのだという。


(つづき)理由もよくわかったし、同じレベルの山に登った経験もあるというので、ザックから地図を取り出し、ルートと必要な時間を説明させていただいた。その方は、なるほどなるほど、というようにうなづくと、今日は何も準備してないので、またきます、と登山口の前から立ち去って行った。


(つづき)数時間後、登山を終えて同じ場所に戻ってきた僕は、その女性が立っていた場所を見た。そこには、僕の車が一台あるだけだった。ふと「さきほどの人は、現実の人間だったのだろうか?」という考えが頭に浮かんだ。自分は、本当に「誰か」とここで話をしたのだろうか?


(つづき)今までに僕は、色々な山に登り様々な人と出会ってきた。登山道で立ち止まり、話をしてきた。心温まる話もあれば、ちょっと信じられないような刺激的な話もあった。そして「また、どこかの山で!」と別れるわけだけど、今のところ同じ人と別の山で再会したことは、残念ながらまだ一度もない。


(つづき)これで深夜の連続ツイート、おわり。今日は登山の前後に読んでいた推理小説のせいか、なんとなく謎っぽい気分の一日だった。まもなく紅葉が始まる。山の短い秋がやってきて、長い冬がやってくる。紅葉は見たいけど冬は苦手だから、もうしばらく今の季節が続けばいいのにと、思っている。


佐藤ゼミでは、文学作品を通して「考えるヒント」を提供していきます。夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治など、日本を代表する文豪の作品から海外文学まで、私(佐藤)が読んできた作品を取り上げて解説します。チャンネル登録(無料)&高評価で応援お願いします。

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