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【写経体験】定義如来 西方寺(宮城県仙台市)で、写経をする【定義さん】

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定義如来 西方寺で「写経体験」 一度「写経」を体験してみたいと思っていた。同時に、おいそれと気軽に参加してはいけないような敷居の高さも感じていて躊躇していた。仏教に関する知識もない。しかし、私も齢50歳を越え「老眼が進んで、小さな文字を書きづらくなる前に体験しておいた方がいいのでは」と感じ、挑戦してみることにしたのだった。 ネットで「写経体験 仙台市」と検索すると、いくつかヒットしたのだが、開催されるのが平日だったり予約が必要な寺社が中心であった。そのような中で 「定義如来 西方寺」 では、予約なしで当日参加が可能という情報を目にした。定義如来 西方寺へは、今までに何度か参拝させていただいたことがある。毎回「定義とうふ店の三角あぶらあげ」を食べて満足して帰っていたのだが、写経ができるとは知らなかった。妻を誘ってみたところ「ぜひ行きたい」ということだったので連れ立って出かけることにした。 今回は車ではなく仙台市内から「電車とバス」で移動した。仙台駅から仙山線に乗車し「愛子」で下車。そこから市バスに乗り換えて終点の「定義」まで合計1時間30分ほどだった。今回は事前に乗り継ぎを確認して行ったのでスムーズに移動できたのだが、バスの本数が1時間に1本程度で、2時間ほど間隔が空いてしまう時間帯もあるので確認しておくことをおすすめしたい。 バス停で降り、参拝客で賑わう参道をまっすぐに歩いていくと、見事な彫刻が施された「山門」に到着する。入り口左右に並んでいる金剛力士の前に立つと「定義さんへ到着した!」という気分になる。妙な高揚感がある。門を通り 「さて、写経はどこでできるのだろう?」 と周囲を見渡しながら進んだところ、門を真っ直ぐに進んだ正面の「 御廟貞能堂 」の階段の横に写経に関するお知らせが掲示されていた。 どうやらこちらのようだ。しかし受付はどこだろう? と迷ってしまったので、近くで掃除をされている方に質問すると「ここです。中に進んでください」とのこと。靴を脱いで、おそるおそる階段をあがらせていただくと 「御廟貞能堂」の中に写経ができる場が設置 されていた。受付などはなく、書かれている説明を確認しながら個人で自由に参加できる流れになっていた。 写経のお手本は数種類用意されていて、その中から自分で選択することができる。今回私たち夫婦は 「般若心経」 を選ぶことにした。お手本を...

【東北温泉旅 2泊3日(4)】旅は、家に着くまでが「旅」である。

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このような「旅日記」を書く度に、ああそうだ、あれも書いてない、これも書いてない、と様々なことが頭に浮かぶ。 文章にする、ということは現実を切り取る、という行為の繰り返し だから必然的に「書かれていない」ことの方が多くなってしまう。書かれていない部分に、読者のみなさんが知りたいことがあったかもしれない。 しかし旅に終わりがあるように、旅日記にも区切りがある。そして今回の「東北温泉旅」はこの記事で終わりとなる。最終日について少し補足を書いて締め括ろうと思う。 最終日、旅館をチェックアウトした私たちは「おみやげの店 なるみ」に寄ることにした。 (2)の日記 に書いた「鳴子温泉に来た時に、栗だんごを買って帰る店」が、この「なるみ」さんなのである。すでに2日目に栗団子を食べているのだが、帰宅してから家でも食べたいと思ったので買って帰ることにしたのだ。  つまり私は「栗だんご」がそれほど好きなのである。今回は栗だんごと一緒に「大栗なるまん」と「しそ巻き」も買った。こちらも、とても美味しいので興味がある方はぜひ試していただきたい。 店内を見て回っていると「旅館大沼さんの浴衣の柄」が染められた「てぬぐい」が売られていた。浴衣の柄がそのままデザインされているのが面白かったので、今回の旅の記念に購入することにした。 実は私は「てぬぐい」が好きで、いつか自分でデザインしたものを作ってみたいと思っている。プリントではなく伝統的な技法で、しっとりと染めてみたい。Youtubeの登録者数が今の3倍になったならば、制作してみようかと密かに考えている。密かに、といってもここに書いてしまったら密かではなくなってしまうのだが、とにかくそのような目標があるので、まだ登録していない方はぜひ登録していただきたい。→ Youtubeチャンネル「佐藤ゼミ」はこちら 。 買い物を済ませて店を出る。帰路に利用する「鳴子御殿湯駅」は店から数分の距離だ。昨日のように電車は遅れるのだろうか。こちらの天候は落ち着いているけれど、山形の方はどうかわからない。峠の向こうは 荒れ模様 かもしれない。 駅舎に入ると壁に「猫のこけし」がモチーフになった作品が飾られているのが眼を引いた。気になって調べてみたところ、版画家・大野隆司さんの作品だった。今までは車で鳴子に来ていたので、駅に作品が飾られているのを知らなかった。電車で来てよかっ...

【東北温泉旅 2泊3日(3)】東鳴子温泉「旅館大沼」へ宿泊

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鳴子温泉駅からバスで移動 バスは定刻通りにやってきた。正確に書くと「鳴子温泉駅」が始発なので、私たちが駅前に到着した時にはすでにバスが停留所で待機していた。暖房の効いた車内には、私たち夫婦の他には誰も乗っていない。 まだ発車までは時間があったので、それまでに誰か乗ってくるだろう、と考えていたのだが、最後まで乗車してくる人の姿はなく、私たち2人だけを乗せたバスは定刻通りに出発した。 バスは渋滞することも雪による遅延もなく、スムーズに目的地へと到着した。料金を支払い外へ出ると、寒さが身体にささってきた。急いでマフラーを首に巻きなおし腕時計を確認する。予定のチェックインまでには、まだ時間があるが周囲に寒さを凌げそうな場所も、カフェなども見当たらない。仕方がないのでこのまま旅館へ向かいチェックインの時間までロビーで待たせてもらえないか聞いてみることにした。 今回の宿泊地は「 東鳴子温泉 旅館大沼 」である。20年前に購入した「日本の秘湯(日本秘湯を守る会)」の書籍に掲載されている宿だったので、一度行ってみたいと思っていたこと。そして、ちょうど私たちの予算に合った部屋が開いていたことが、こちらを選んだ理由である。 ちなみに「日本の秘湯」に掲載されている宿は、それぞれに趣があって私の個人的な趣味に合うところが多いので、長く参考にさせてもらっている。書籍を購入した際に「ここに掲載されている温泉に、いくつ行けるだろう」と楽しみにしていたのだが、実際に訪問できたのはわずかばかりである。 人生は想像以上に短く、時間は駆け足で走り抜けていく。この書籍を購入した20年前の私に「いつか行こう、と考えていると、いつまでも行けずに終わってしまうぞ」と諭してやりたい。しかし当時の私にそんなことを言っても「ああ、そうですよね」と軽く流してしまうと思う。それもまた人生なのだろう。 今宵の宿泊地「旅館 大沼」へ そんなことを考えつつ、バス停から旅館へ向かう。まっすぐな道を歩いて行くと「旅館 大沼」という看板と「日本秘湯を守る会」の提灯が見えてきた。  玄関の引き戸を開け、受付にいらした女性の方に「本日予約をしたものですが、早く到着してしまって…」と声をかけると、大丈夫です、と快く対応していただけた。旅をしていて、ほっとする瞬間のひとつが、宿のチェックインがスムーズだった時である。よし、これでもう今日は大...

【東北温泉旅 2泊3日(2)】鳴子温泉駅(宮城県)で途中下車。

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瀬見温泉から、東鳴子温泉へ 温泉旅2日目は、宮城県の「東鳴子温泉」である。私は仙台市出身なので、鳴子温泉には馴染みがある。今までにも「 湯めぐりチケット 」を購入し、温泉を梯子して楽しんだりしてきた。しかし、日帰り温泉ばかりで宿泊した体験がなかったので、今回は泊まってみようということになったのだった。 瀬見温泉をあとにし、陸羽東線で「鳴子温泉駅」を目指す。宿の方に送迎していただき、時間通りに駅に到着したまではよかった。ところが、なかなか電車がやってこない。「だいぶ遅れているみたいですよ、風と雪の影響でしょうね」と駅で一緒になった方と話をする。宿の方に「風が強いと電車が止まることがある」と聞かされていたので、運休はしないよなあ、と下に伸びているツララを眺めながら考える。 雪と風の影響? 電車がこない。 一緒に電車を待っていたご夫婦が「もし電車がこなかったら、もう一泊する?」と話している。私たちの場合は、すでに今日の宿を予約しているから、なんとかして移動しなければいけない。しかし電車が止まるような天候で、バスやタクシーでの移動は可能なのだろうか? なにしろ今日は「10年に1度クラスの寒波」なのだ。仮にタクシー移動となれば割高になるし、途中で渋滞するようなことがあれば大変だ。 そんなことを考えつつ、暖房のない駅舎で足踏みをしながら待っていると、踏切の音が聞こえてきた。瀬見温泉駅は無人駅なので、電車の到着を知らせてくれる駅員さんもアナウンスもない。急いでホームへ出ると、遠くから雪をかき分けて走ってくる電車の姿が見えた。ほっ、として暖房の効いた車内へ乗り込む。定刻よりも30分ほど遅れたようだが、30分程度で済んだのなら問題ない。運休せずに走行してくれたことがありがたい。 今回乗車した陸羽東線は、運転手が車掌も兼ねている。無人駅で下車する時は、運転席横の料金箱に乗車券と運賃をいれ、必要に応じて運転手が確認するというスタイルになっている。その様子を眺めていると、想像していたよりも運転手に話しかけている乗客の割合が多いことに気がついた。多くは乗車料金に関する質問のようだが、年配のお客さんが多いせいかスムーズに終わらないことも度々あった。中には乗り換え先の状況を質問している人もいた。 丁寧に対応している様子を見ると、この対応も日常業務のひとつなのだろう。中には数分にわたって話している...

木下大サーカス(仙台公演)へ行く。(はじめてのサーカス?)

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2022年、木下大サーカスの仙台公演があった。ポスターの告知で「それ」を知った時、絶対に行こうと思っていた。今までサーカスを観たことがなかったので、 一生に一度くらいは「見ておきたい」と思った からである。 仙台公演は「9年ぶり」ということだった。一回ごとの公演に間隔があるので、サーカスを観るのはこれが最初で最後になるかもしれない。そのように考えた私は、まず最初に「 木下サーカス四代記 」という書籍に目を通すことにした。書籍を通して初代から今日までの歴史を学んだ。よし、これで準備はばっちりである。 ・・・と、万全の準備をしたつもりでいたのだが、一番大切な「チケット」を購入することを後回しにしてしまっていた。会場も大きそうだし大丈夫だろう、と甘く考えていたのである。しかし、年末進行などで忙しくなっていたこともあり、みるみると月日が流れ、気がつくと公園終了まで2週間を切ってしまっていた。しかも私たちの予定が合うのが「公演最終日」のみ。 いそいでコンビニへ出かけ、チケットを購入することにする。チケットにはいくつかランクが設定されていて、前の席になるほどに料金も高くなる。しかし、せっかくだからここは少々奮発して・・・と思っていたのだが、 すでに完売状態 。なんとか「ロイヤルイエロー」という席を並んで取ることができた。大人4.500円(税込)だった。こんどこそ、準備万端である。 真っ赤なテント小屋へ チケットをにぎりしめ、赤に白のラインが映えるテント小屋を目指す。先日まで更地だった空間に、突然あらわれた真っ赤なテント。独特の存在感と期待を盛り上げてくれる風貌。すでに観覧を終えた親子が 「おもしろかった?」と話しながら外に出てきた。 その楽しそうな表情を見ていると、わくわく感が高まってくる。さて今日は何を見せてくれるのだろう?  私たちが購入した「ロイヤルイエロー」は、正面から45度ほど横にずれた位置で、柱などの障害物で視界が妨げられることはなかった。12月でテント内での観覧ということで、寒さを覚悟し事前に防寒対策をしていたのだが、内部は十分に温められていて快適な温度だった。羽織っていた厚手のコートを脱いで足にかけて開演を待つ。客電が落とされ、ライトがテント内を照らすと 観客席から「わー!」という歓声があがった。 演者と一体になる瞬間 写真撮影は禁止だし、演目の内容を文章で解説...

ニッカウヰスキー 仙台工場 宮城峡蒸溜所を見学した話。【NIKKA】

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工場見学を予約する 車で作並温泉へ移動する途中に、ニッカウヰスキーの仙台工場があることは知っていた。看板も目にしていた。いつか行ってみたい、と思いつつも「地元だから行こうと思えばいつでも行ける」と素通りしてはや数十年。先日、知人から「見学ガイドに参加してきた」と聞かされ、なんだか急にうらやましく(?)なり、自分も行ってみることにしたのだった。 見学ガイドは予約が必要である。 ニッカウヰスキーの公式サイト から申し込むことができる。希望の日程と時間帯を入力すれば完了。実に簡単だ。もっと早く申し込めばよかった。などと、ただ申し込みをしただけなのに、すでに達成感があるのはなぜなのだろう? とりあえず満ち足りた気分を大切にしつつ当日を待った。 シャトルバスで移動 今回は電車での移動になる。作並駅が最寄りの駅で、ここから仙台工場へ移動することになる。私が訪問した時は、夏休み期間だったので作並駅から工場まで無料シャトルバスが運行されており、それを利用させてもらった。シャトルバスは補助席が必要なほどの満員状態だった。人気である。 そして満員バスで移動すること数分。ほどなくニッカウヰスキーの仙台工場へ到着した。工場見学をするのはいったい何年ぶりだろう。大人になると仕事以外では「見学」する機会が減ってしまうので、学生気分でたのしくなってくる。受付を済ませ、予約した時間まで敷地内を散歩して過ごすことにした。 山と川に囲まれた、整えられた場所 宮城峡蒸溜所は「峡」という言葉が使われていることからも想像できるように、広瀬川と新川に挟まれ周囲を緑の木々に囲まれた自然豊かな場所にある。敷地内は綺麗に手入れが行き届いていて、凛とした空気が漂っている。工場ではあるが、静寂に満ちているような感覚がある。 私も若い頃は都会に憧れて、人の多いところで盛んに仕事がしたいと考えたものだったが、いまこれくらいの年齢(50代)になると「このような環境で仕事をしてみたかった」と思ったりもする。 もちろん実際に仕事をするとなれば、いろいろと大変だと思う。それでも、もしも20代のころの自分に戻って忠告できるならば「自然がすぐそばにある職場も考えてみたらどうだ?」とアドバイスしてみたい。「ああ、それもいいですよね」とまったく耳を傾けないだろうけれど(彼は、一見物腰が柔らかそうに見えるかもしれないが、かなりの頑固もの...

神割崎キャンプ場で、春のキャンプ日記【宮城】

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神割崎キャンプ場で、春のキャンプ 今年の五月の連休は「 神割崎キャンプ場 」にテントを張った。ここのキャンプ場は、以前から行ってみたいと考えていたのだけど、なかなかタイミングが合わなくて訪問できなかった場所。ようやくこの五月に行くことができた。 まずは「神割崎」へ まずはキャンプ場へ向かう途中に、キャンプ場の冠になっている「神割崎」へ寄ってみる。ここは「南三陸屈指の景勝地で、二つに割れた奇岩の間から荒波がしぶきを上げながら押し寄せる様子は迫力満点。 全国の「白砂青松百選」に選ばれ、例年2月中旬と10月下旬にはちょうど岩の間から日の出を望むことができます。( 南三陸町観光協会ホームページより )」とのこと。 現地を訪れてみると、想像していたよりも海の水が綺麗に澄み渡っていて眺めがよかった。実際に、この2つの岩の間から太陽が昇ってくる様子を見ることができたのならば、さぞ美しいだろう。2月中旬は寒くて厳しいだろうけれど、10月下旬ならばそこまで寒さも厳しくないかもしれない。機会があれば見てみたいものだ、と思いながら写真を何枚か撮る。ムービーも撮影したのだが、うまく保存されていなかった。とりあえず、かろうじて保存されていたものをアップしておく。このムービーでは全く魅力が伝わっていないので、ぜひ現地で体感していただきたい。 南三陸さんさん商店街で「タコ」を買う 神割崎をあとにしてキャンプ場へ向かう前に「 南三陸さんさん商店街 」でタコを購入する。南三陸の志津川といえばタコなのである。今回のキャンプの目的はタコを食べること・・・は、言い過ぎであるが、まあそのくらい楽しみにしていたのである。そんなわけで、以前も購入したことのある店で無事にタコを購入。本当は「キラキラ丼」を食べようと思っていたのだが、店の前の行列を見て断念した。これは翌日の楽しみとする。 タコを購入し、近場のコンビニで買い物を済ませたあと、キャンプ場へ向かう。思ったよりも混雑はしていない。しかし、見晴らしが良い場所は海からの風が強いので眺めよりも風を避けられる場所を優先して探しテントを張る。今回はフリーサイトを選択したのだが、荷物の運搬の際には車の乗り入れが許可されているので楽だった。さっさと荷物を降ろして、テントを設置する。 ...

SENDAI 光のページェント 2015

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SENDAI光のページェントへ行ってきた。このイベントに参加する度に「今年もあとわずかだな」と思う。そして、これを見ないと一年が終わる気がしない。とも思ったりする。 そんな光のページェントも、今年で30回なのだそうだ。つまり30年もの間続いてきたわけで、開始された時に産まれた人は、アラサーになっているわけで、そう考えると長い間、仙台の冬の夜を飾り続けてくれたのだ。 当日は午後の10時にでかけたのだが、土曜日ということもあり混雑していた。写真の像の前では、同じようなポーズをして撮影している人の姿も目にとまった。僕も同じようにポーズをして…いや撮りませんでしたけどね。 僕の横で写真を撮っていた方が「いやあ、この美しさは写真では伝わらないね」「直接見た方が、いいよ」と話をしているのが聞こえてきた。本当にそう思う。まだ行ったことがない方は、ぜひ足を運んでいただきたい。オススメです。 SENDAI光のページェント PR 仙台で大学入試対策のプロ家庭教師なら

吹上高原キャンプ場で、真夏の焚き火を堪能する。【宮城】

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夏キャンプ「 吹上高原キャンプ場」へ 7月の連休を利用して、吹上高原キャンプ場へ行ってきた。 ここは宮城県の西北に位置するキャンプ場で、仙台市内から高速道路を使うと約1時間40分。一般道路だと2時間ちょっとで到着する近場(と、言ってもいいだろう)のキャンプ場である。当初は別のキャンプ場を利用する予定だったのだけど、夏休みが始まってすぐの連休だから混雑するだろう、と考えてここを選んだのだった。 なにせここ吹上高原キャンプ場は400組収容可能なキャンプ場なのだ。500組という説もある。まあ、とにかく広いキャンプ場なので、多少混雑しても大丈夫だろうと考えてここを選んだのだった。 吹上高原キャンプ場へ到着& 想像以上の密集度! 周辺を観光しながら移動し吹上高原キャンプ場に到着したのが午後2時ころ。受付を済ませて場内に進んでいくと、すでにテントが連なっている光景が目に飛び込んできた。等間隔できれいに並んでいるテントは音楽フェスの会場のようだ。受付で「今日は混んでいますよ」と言われたので覚悟はしていたのだけれど、想像以上の盛況だった。その密集度に、しばし圧倒される。 しかしぼんやり眺めていても仕方がないので、自分達のテント場を探すことにする。中央付近のトイレや水場が近いところは混雑しているから必然的に端の方へと移動することになる。賑わう盛り場から押し出されるようにして辿り着いた隅の方に、ようやく雰囲気の良いスペースを見つけることができた。ここなら隣との距離もあるし、静かに過ごすことができるだろう。 キャンプの楽しみの半分は「準備と設置」の時間(?) 荷物を置いて見上げた空には、夏を思わせる見事な青空。時折そよぐ風は心地よいけれど、気温は30度近いので作業をしていると汗が流れてくる。ちょっとこちらを持ってくれ、あちらに引っ張ってくれ、とタープを張りテントを設置し椅子などを並べ終わったころにはすっかり汗まみれになってしまった。ひとしごとである。 でも、設置の作業は「組み立てる」楽しさがあるからわりと好きな時間です。個人的にはキャンプの楽しみの半分は「準備と設置の時間」にあるのではないか、と考えるくらいです。楽しいですよね。 そんなこんなで設置を終えたあとは、食事の準備にとりかかることにする。炭をおこして、途中の道の駅などで購入してき...

登米森林公園キャンプ場 秋雨のキャンプ【宮城】

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登米森林公園キャンプ場へ 9月の連休を利用してキャンプへ行ってきた。 最初は「神割崎キャンプ場」へ行く予定だったのだけど、ちょうど「ツール・ド・東北2014」の日程と重なっていることに気がついた。石巻から神割崎へと続く道はレースのルートと重なってしまう。そこで、運営の邪魔になるといけないので同じ宮城県内の「登米森林公園キャンプ場」へ変更することにした。自分の場合、直前の変更はプラスに働くことの方が多い。おそらく今回は登米でキャンプをすることで、何か面白い体験ができるのかもしれない。たぶんそうだ。 さんさん商店街で買い物& ホテル観洋で日帰り温泉 キャンプ地へ向かう前に、南三陸の方まで足を伸ばし「さんさん商店街」で買い物をした。モアイ像も見た。お土産に「かりんとう」を買い、ソフトクリームを食べた (それにしても、旅先でソフトクリームが食べたくなるのはなぜなのだろう?)。 商店街をひとしきり散策したあと、まだ時間には余裕があったので、そこから車で10分ほど移動したところにある、ホテル観洋の日帰り温泉に立ち寄ることにした。露天風呂から太平洋を眺め、のんびりとした気分でほんわかとしていると、時間はすでに午後3時を回ってしまっていた。秋の太陽は早い。夕食の食材も買いに行かなければいけない。いそいで本日のキャンプ地へと向かう事にする。 登米森林公園キャンプ場へ向かう 登米森林公園キャンプ場は、登米町から車で20分も山の方へ向かって走った先にある。静かな山間の道をゆっくりと走っていくと道沿いに採石場が見えてくる。こうやって山から切り出された石が、トラックで運ばれて様々なところで使われていくのだろう。この周辺では、どのような石が採取できるのだろう。普段見慣れない風景に、思わず車を止めて眺めてみたくなったけれど、時間もないので先を急ぐことにする。 県道から左に折れ、やや細い山道を上がっていくと事務所の建物が見えてきた。受付で手続きをして、利用料金を払って場所の説明を受ける。今回はフリーサイトを選んだのだけど、ここではサイトの入口までは車で荷物を運んでも良いのだそう。さっそくサイト入口まで車を移動して荷物を下ろし、テントの設置を始めることにする。 新しいタープを設置 今回のキャンプには、新しく購入したばかりのタープを持ってきていた。実は、 このタープは出発の2日...

気仙沼へ行く。(その5)亀山へ登ろう。【宮城】

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気仙沼へ行く(その5) さて気がつくともうすでに6月である。そうつまり、5月の旅の話を6月になっても書いているというわけだ。この調子でいくと、次の旅のことを書きたくても、まだ「気仙沼へ行く」を書いているような気がするので、それはそれで「あまり良いことではない」ような気もするので、ここいらで一気に加速して今回で終わりにしようと思う。そうなにせ、もう6月なのである。梅雨入り したのである。そしてこのような文章を書いているなら、さっさと本題を書けば良いと自分でもわかっているのだが、人生にはムダも必要なのである。 十八鳴浜への山道へは「片道15分」というような情報もあるけれど、行きは下りで帰りは登りになるので、実際のところは「往復で40~50分くらい」と考えておいた方が良いかもしれない。山道の途中、観光協会の方らしき人と道ですれ違ったのだけど、かなりテンポよく颯爽と歩いていらっしゃった。あの方のペースなら往復30分でもいけるかもしれないけれど、慣れない道で、しかも夏の暑い時間帯だと厳しいことになりそうなので、時間には余裕をもって計画された方が良いかと思います。ちなみに山道に「自動販売機」等はないので、飲料水をお忘れなく。 十八鳴浜から、亀山へ 十八鳴浜を後にしてから、ここからが本日最大の難所。亀山への頂上を目指してさらに自転車で登っていく。立ち漕ぎしながら、数十分。ようやく頂上の展望台へと到着した。久しぶりの達成感。やあ、オレは登ったぜ。という気分。車でやってきた人達には、この達成感は味わえまい、と、わずか標高235mの山を登ったとは思えないほどの達成感を得ることができた。アシスト無し自転車のおかげである(笑) 当日は、ちょうど雨が降り始める直前で、視界にはぼんやりと淡い水蒸気のもやがかぶさっていた。それが、現実の世界というよりは空想の世界を思わせる。右手を見ると先程フェリーで降り立った港が見える。あの場所から、ここまで登ってきたのだ。こうやって上から眺めてみると、本当に良く登ったなあ、としみじみ実感する。 気仙沼大島観光協会のホームページには「幻想的な日の出や美しい夕焼け、そして夜には漁火や満天の星空を見ることもできます。」という記述があったけれど、確かにここから眺める星空は素晴らしいものがあるだろう。機会があれば、...