【Podcast】 2023年度まとめ「佐藤ゼミ ラジオde文学講座」
2023年 再生回数が多かった配信は 今年もSpotifyから【佐藤ゼミ ラジオde文学講座】2023年度の「まとめ」が届いていた。 それによると、2023年にもっとも人気があったエピソードは「 夏目漱石から、武者小路実篤への手紙 」とのこと(平均的なエピソードに比べて252%多く再生)。 このエピソードの再生回数が増えた理由は、内容がよかったからではなく「夏目漱石 武者小路実篤」と、タイトルに文豪の名前が2人入っていたため、通常よりも多く再生されたのだと考えている。この理論でいくと、タイトルに文豪の名前を3人入れれば再生回数が増えることになる。今年はどこかの配信で、一度試してみようかと思っている。 【佐藤ゼミ】を聴くきっかけになった配信 さらに、新しいリスナーが【佐藤ゼミ】を聴くきっかけになったエピソードが「 宮沢賢治 銀河鉄道の夜 」とのこと。このエピソードは2020年10月に配信したものなので、かれこれ3年以上もの間、聴き続けられてきたということになる。私の配信のように、流行に関係ない内容のPodcastは「バズる」ことは少ないのだが、細々と長く視聴してもらえる可能性があるということになる。 配信者としては「一度、バズってみたい!」という気持ちがあるわけだが、そのようなチャンスを手にできる番組はごく一部なわけで、それならば「細々でも長く」視聴してもらえるコンテンツを目指すというのも戦略のひとつであると思う。今年も実験と実践を続けつつ、長く視聴してもらえるコンテンツを試行錯誤してみたいと思う。そしてひとつくらいは「ややバズ」を目指してみたいと思う。 世界 30ヶ国で再生される そして昨年 【佐藤ゼミ】は、30ヶ国で再生 されたらしい。ちなみに外務省によると、世界の国数は196ヶ国とのこと。つまり約15%の国で再生されたことになる。海外出張中の日本人の方が聞いてくれたのか、それとも外国人で日本文学に興味がある人なのか。それらを細かく確認することはできないのだが、世界各国で私の配信に耳を傾けてくれた人がいる、と考えるととても楽しい。私の声が、本人が行ったことがない世界のどこかで再生されている様子を想像すると、背中のあたりがざわざわするような気もする。これもまたPodcastで配信する醍醐味なのひとつなのかもしれない。 昨年(2023年)は、諸事情で月1回前後の配信と...